樹木医は、天然記念物の名木から街路樹や庭木まで、病気になったり傷んだ樹木の診断と回復治療、さらに樹病の予防や後継樹の保護育成などに携わる専門家です。
開発事業の環境悪化及び高樹齢化により、適切な保護対策が緊急の課題となっている昨今、樹木医という職業は社会的にも高く評価されています。
受験資格
業務経験が通算して7年以上あることが必要です。樹木医補の場合は認定後の業務経験が1年以上であることが必要です。
※次のいずれかに該当する方は、応募できません。
ア. 成年被後見人または被保佐人
イ. 禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から起算して2年を経過しない者
ウ. 公務員で懲戒免職の処分を受け、その処分を受けた日から起算して2年を経過しない者
エ. 樹木医の登録を取り消され、その取り消しの日から起算して2年を経過しない者
オ. 破産者で復権を得ない者
受験内容
【研修受講者選抜試験】(研修生となる為の試験です。)
筆記試験 / 選択式及び論述式の出題。
選択式の問題 / 主に樹木医研修科目から出題。
【研修】
1. 樹木の分類
2. 樹木の生理
3. 樹木・樹林の生態
4. 樹木の構造と機能
5. 樹木保護に関する制度
6. 土壌の診断
7. 病害の診断と防除
8. 虫害の診断と防除
9. 材質腐朽病の診断と対策
10. 大気汚染害の診断と対策
11. 気象害の診断と対策
12. 後継樹木の育成と遺伝子保存
13. 幹の外科技術と機器による診断
14. 樹木の移植法
15. 土壌改良と発根促進
16. 総合診断
【筆記試験】 / 研修期間中科目ごとに実施
【面接】
受験日程
研修受講者選抜試験 / 7月下旬頃
研修 / 10月中旬からの2週間
面接 / 研修最終日
受験地
研修受講者選抜試験 / 仙台、東京、名古屋、大阪、福岡
研修 / つくば
受験料
研修受講者選抜試験 / 18,000円
研修 / 65,000円
お問い合わせ
(財)日本緑化センター 03-3585-3563
参考書・問題集
樹医をめざすあなたへ―樹木診断ハンドブック
樹木医ハンドブック
樹木医ハンドブック〈2 実践編〉CODIT論を考える